琴奨菊、また引き技に…「もったいないッス」

肩透かしで豪栄道（左）に敗れた琴奨菊

大相撲初場所千秋楽

（1月23日 東京・両国国技館）
　快進撃の最後を白星で飾れなかった。琴奨菊は立ち合いで踏み込んだが、豪栄道の肩すかしで両手をついた。「もったいないッス。本当にもう、分かっているのに…」。これまで豪栄道相手の７敗のうち、３敗が引き技だった。手の内を理解しながら同様の取り口で敗れただけに、悔やまれる一番となった。

　「この一番はあとあと大きくなりそう。１２勝と１１勝じゃあイメージが違いますよね。勝ちたかったなあ」。それでも１１勝は自己最高で、技能賞も獲得。大関獲りのスタートとなった。「来場所はもっと頑張りたい」。ガブリ寄りに磨きをかけ、大関を目指していく。