6連覇の白鵬は14勝 琴欧洲、稀勢の里は10勝目

[ 2011年1月23日 18:30 ]

大相撲初場所で6場所連続優勝を果たし、笑顔でファンの声援に応える横綱白鵬

 大相撲初場所千秋楽は23日、東京・両国国技館で行われ、14日目に6場所連続18度目の優勝を決めた横綱白鵬は大関魁皇を送り出し、14勝1敗で終えた。魁皇は9勝6敗。

 大関対決では琴欧洲が把瑠都を寄り倒し、大関陣唯一の2桁勝利をマークした。把瑠都は9勝6敗。大関日馬富士は関脇稀勢の里に一方的に押し出されて8勝止まりだった。殊勲賞の稀勢の里は2場所連続の10勝。技能賞の関脇琴奨菊は豪栄道に敗れ、11勝4敗。豪栄道も11勝を挙げた。初の敢闘賞に輝いた隠岐の海は敗れて11勝4敗。豊ノ島が1勝7敗から7連勝で勝ち越しを決めた。

 十両は春日王が栃乃若との12勝3敗の優勝決定戦を制した。

 白鵬が朝青龍と並ぶ最多の7連覇を目指す春場所は3月13日から大阪府立体育会館で行われる。

 ▼白鵬の話 (23日朝に次女が誕生し)今場所はめでたいことばかりで、忘れられない場所になる。(6連覇で)巨人、大鵬、卵焼きの昭和の大横綱、あこがれの大鵬関に並べてうれしい。今年も残り5場所、みんなを引っ張っていく。

 ▼稀勢の里(殊勲) 選んでくれてうれしい。ただ今場所は土俵際の逆転(負け)とかあって、まだまだ反省点がある。どんな相手にもしっかりと自分の相撲を取りたい。

 ▼隠岐の海(敢闘) 初めてだし、いいんじゃないですか。11番勝てたことはうれしい。今場所は前に出る相撲が多かった。気持ちを新たにし、来場所もやるしかない。

 ▼琴奨菊(技能) うれしい。がぶり寄りはやろうとしてやっているんじゃない。勝ちたいという気持ちが自然と形に出ている。来場所はもっと気持ちを高めたい。

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2011年1月23日のニュース