「20年は一瞬のよう」春日錦が引退、竹縄を襲名

[ 2011年1月23日 15:23 ]

 大相撲の元幕内で東幕下30枚目の春日錦(35)=本名鈴木孝洋、千葉県出身、春日野部屋=が23日、東京・両国国技館で現役引退の記者会見を行い、「(現役生活)20年間終わってみると一瞬のように感じた。感謝の思いでいっぱい。悔いはない」と話した。

 日本相撲協会理事会で年寄「竹縄」襲名が承認され、今後は部屋付き親方として後進を指導する。現在の竹縄親方(元幕内栃栄)は「清見潟」に名跡変更する。

 最高位は前頭5枚目で幕内在位は20場所だったが、近年は両足首のけがに苦しみ、昨年は野球賭博関与で十両だった名古屋場所を謹慎。幕下に転落した秋場所で「不戦勝の1勝だけでふがいなく思った」と引退を決めた経緯を説明した。引退相撲は実施せず、断髪式は春場所後に行う予定。

続きを表示

2011年1月23日のニュース