森田3回戦で敗退 ショーコートに「少し緊張」

[ 2011年1月23日 06:00 ]

女子シングルス3回戦で敗れた森田あゆみ

全豪オープンテニス第6日

(オーストラリア・メルボルンパーク)
 女子シングルス3回戦で世界ランキング74位の森田あゆみ(20)は同54位の彭帥(25)に1―6、6―3、3―6で惜敗。全豪の日本勢では00年に準々決勝に進んだ杉山愛以来となる4回戦進出はならなかった。これで日本勢はシングルス、ダブルスとも全員が敗退した。男子シングルスでは昨年準優勝で第5シードのアンディ・マリー(23)が順当にベスト16入りを決めた。(メルボルン・山口奈緒美通信員)

 森田の表情には悔しさと満足感が入り交じっていた。「チャンスがあったという気持ちと、初めての3回戦で自分のテニスができたことに満足な気持ちと両方です」。悔やまれるのは1―1で迎えた最終セット、3オールの第7ゲーム。170キロ台のサービスを連発する彭帥のサービスゲームで40―0としながら、5度のブレークポイントを生かせず押し切られた。

 四方をスタンドで囲まれたショーコートは今大会初めてで「少し緊張して体がよく動かなかった」という。第1セットは1―6で奪われたが、トイレタイムで気持ちを切り替えると、第2セットは鮮やかなウィナーを何度もさく裂させた。格上にも互角の戦いができることを示した20歳は「このプレーを続けてできれば上に行けるという確信がつかめた」と手応えもアピールしていた。

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2011年1月23日のニュース