最速コンビ、松平と丹羽 スピードで技術封じる

[ 2011年1月22日 20:31 ]

卓球全日本選手権第5日

(1月22日 東京体育館)
 男子ダブルス決勝は広州アジア大会銅メダルの松平健太(早大)と丹羽孝希(青森山田高)の10代ペアが、5連覇を狙った水谷隼(明大)岸川聖也(スヴェンソン)組を3―1で破って初優勝を飾った。

 日本男子代表の宮崎監督が「世界最速コンビ」と名付ける松平と丹羽の10代ペアが、武器のスピードで圧倒した。決勝で2年前の世界選手権銅メダリスト、水谷、岸川組の技術を封じて頂点まで駆け上がった。

 台から下がっての強打が得意な相手に打点の速さで勝負し、左利きの丹羽が体勢を崩されながらもバックやフォアでコースを突いた。青森山田高後輩の丹羽を引っ張った松平は「いい流れでプレーができた。日本一はすごくうれしい」と喜んだ。

 17歳で日本一になった水谷を超える16歳でタイトルを手にした丹羽は「相手が受け身になった分、攻めることができた。勝つ自信はあった」と誇らしげに言った。シングルスも勝ち進み、2冠を目指して準々決勝で水谷に再び挑む。

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2011年1月22日のニュース