疲れが…佳純、51年ぶりの3冠ならず

[ 2011年1月22日 06:00 ]

混合ダブルス決勝で中央大・瀬山・坂本(中)組に敗れた瞬間、ガックリの石川(左)松平組

卓球全日本選手権第4日

(1月21日 東京体育館)
 混合ダブルス決勝で2連覇を狙った松平健太(19=早大)石川佳純(17=ミキハウスJSC)組が敗れ、石川は1960年の小泉和子以来の3冠を逃した。22日に決勝が行われる女子シングルスと、23日が決勝の女子ダブルスは勝ち上がった。福原愛(22=ANA)は女子シングルスを勝ち上がり、順当なら準決勝で石川と対戦する。

 完全に守りに入ってしまった。松平・石川組有利と思われた混合ダブルス決勝は、中大ペアにまさかのストレート負けだった。「先に攻められた」と松平。石川は「こっちの特長が出ないまま負けた」と振り返った。

 石川にとってはシングルス2試合、女子ダブルス1試合、混合ダブルス2試合の計5試合の最後の試合だった。直前のシングルス6回戦は小西杏(フリー)と6ゲームを戦った。「休憩が15分ぐらいなので切り替えが難しい」と疲れもあった。

 全日本は今大会がジュニア卒業後の初出場。序盤は小学生に報道陣が集中し「取材が減った」と元天才少女の戸惑いもあった。51年ぶりの3冠は逃したが、シングルスは順当なら準決勝で福原と対戦。「挑戦者なので向かっていきたい」と気持ちを入れ替えていた。

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2011年1月22日のニュース