村上佳菜子 初の総合大会は“出会い”に期待

[ 2011年1月19日 16:30 ]

 フィギュアスケート女子の村上佳菜子(愛知・中京大中京高)にとって、冬季アジア大会(30日開幕、カザフスタン)は初めての国際総合大会となる。「いろいろな競技の人と会えるのですごく楽しみ」と16歳は胸を躍らせる。

 出場選手に今季のグランプリ(GP)シリーズで上位に入った強敵は見当たらない。昨年11月のスケートアメリカでGP初優勝を飾った村上の実力は抜けている。ジュニア時代から大会などで顔を合わせてきた1歳年上の今井遥(東京・日本橋女学館高)が一緒に出場するのも心強い。

 昨年12月の全日本選手権で3位に入り、冬季アジア大会と世界選手権代表の座を射止めた。シニアデビューを果たした今季はここまで目覚ましい活躍で、本人も「すごく成長できたので八十点」と納得する成績だ。

 年末年始の休みは元日の1日だけ。初詣は、指導を受ける山田満知子コーチの家の近くにある神社に行ったという。「何をお願いしたかは秘密です」といたずらっぽく笑った。

 24日の日本選手団結団式では、開会式で旗手を務めるスピードスケート女子の小平奈緒(相沢病院)が海外遠征中のため、旗手代行を任されることになった。「(旗の重さで)一緒に転がらないように、頑張って支えます」といつも通りの笑顔で話し、自然体で臨む。

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2011年1月19日のニュース