栃本1回目4位も2回目に失速…初表彰台逃す

[ 2011年1月17日 06:00 ]

 ノルディックスキージャンプのW杯個人第15戦札幌大会は16日、札幌市大倉山ジャンプ競技場(HS134メートル、K点120メートル)で行われ、オーストリアのアンドレアス・コフラーが2回目に132・5メートルを飛んで、1回目の2位から逆転で今季3勝目、通算5勝目をマークした。日本勢は栃本翔平(21=雪印)が1回目に4位につけたが、2回目は97・5メートルと飛距離を伸ばせず13位となったのが最高。葛西紀明(38=土屋ホーム)が14位、湯本史寿(26=東京美装)が15位、船木和喜(35=フィット)が16位。エース伊東大貴(25=雪印)は23位だった。

 1回目の128メートルで4位につけ、個人でのW杯初表彰台の期待がかかった栃本だったが、2回目に97・5メートルと失速。「内容は悪くなかったが、2回目は上で横風にあおられた。悔しいけどしようがないですね」と話した。大倉山特有の難しい風にほんろうされたとはいえ、斎藤全日本ヘッドコーチは「去年よりもいい。きょう(16日)光ったのは栃本」と評価。来月の世界選手権(オスロ)代表を狙う21歳は「条件が良ければ10位以内にはいける」と前向きだった。

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2011年1月17日のニュース