葛西 下位にも前向き 昨年の日記でヒント

[ 2011年1月16日 15:55 ]

14位に終わった葛西紀明

ノルディックスキーW杯 ジャンプ札幌大会最終日

(1月16日
札幌市大倉山 HS134メートル、K点120メートル)
 2連戦で日本勢が1人もトップ10に入れず不振に終わった札幌大会で、葛西は「順位は低いけど、調子自体は上がっている」と前向きに話した。

 大倉山特有の目まぐるしく変わる風にこの日も各選手は悩まされた。葛西はK点に届かず「ジャンプと風がかみ合わないですね」と苦笑いしたが、118メートル、111メートルと大きな失敗はなかった。

 今季序盤からタイミングの遅れに悩んでいるが、いいイメージで飛べていた昨季の日記を読み返し、助走での目線が狂っていたことに気付き、修正のヒントを得た。

 今季総合首位のモルゲンシュテルンのようにパワーを前面に出すのではなく、スムーズに力を伝える柔らかい「昨季のアマンのような」ジャンプを目指す。理想にはまだ7割というが「飛び続けていれば、いい方向にいけるんじゃないか」と38歳はまだまだ意欲的だった。

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2011年1月16日のニュース