日馬富士3連勝!“朝青流”でカド番Vだ

[ 2011年1月12日 06:00 ]

白鵬(左端)の目の前で鶴竜を寄り切りで下す日馬富士

大相撲初場所3日目

(1月11日
両国国技館)
 カド番大関の日馬富士が小結・鶴竜を寄り切って、大関で唯一の初日からの3連勝を飾った。先場所中に痛めた右足首は昨年末、元横綱・朝青龍に紹介されたモンゴルの温泉施設で治療して完治。史上8人目のカド番優勝に向けて好調を維持している。横綱・白鵬は安美錦を上手出し投げで破って3連勝。魁皇、把瑠都、琴欧洲も勝って今場所初の上位安泰となった。

 先場所、右足首じん帯損傷で途中休場した日馬富士にスピード感あふれる取り口が戻ってきた。「体がよく動いている。土俵に上がることが一番の幸せです」。モンゴルの後輩、鶴竜を鋭い立ち合いで圧倒し、右の前まわしを取って左四つ。その後、一呼吸を置いてから一気に寄り切って3連勝とした。「前に押してるのが良かった」。会心の相撲に、支度部屋では笑顔も戻った。

 “朝青流”で完全復活を果たした。先月上旬から右足首治療のためにモンゴルに帰郷。「先輩」と慕う朝青龍も現役時代に頻繁に使用していたホジルトの温泉治療施設に約10日間出向いた。「ただの温泉じゃなかった。本当に良くなった」。朝青龍がサッカー騒動で帰国した07年夏、師匠としてモンゴルに渡ってこの温泉治療施設を使用した高砂親方(元大関・朝潮)も「温泉に加えて泥があって本当に良かった」と振り返る。泥を患部に塗布するモンゴルの伝統的な治療を施され、まるで“魔法”がかけられたかのように完治。稽古も通常通りに再開できるようになっていた。

 帰国中には昨年婚約を発表したバトトールさんとの間に第1子が誕生。まだ妻子はモンゴルに滞在中だが「頑張らなくちゃと思う」と大きな励みになっている。

 場所入り前には「稽古が足りないから」と十両の安壮富士、宝富士らと約30番取って汗を流している。「これからが大事だよ」。三役以上での全勝は白鵬、日馬富士、琴奨菊だけ。目標はカド番脱出だけではなく、09年夏場所以来の賜杯を獲得すること。先輩・朝青龍の引退後、すべての場所で優勝している白鵬を“朝青流”で倒すことだ。

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