東芝3連覇へ視界良好!猛威振るう当たりの強さ

[ 2011年1月10日 18:54 ]

トップリーグ 東芝26―10サントリー

 東芝の赤いジャージーが炎のように猛威を振るった。相手との接点で当たり勝ち、密集戦を圧倒して4トライ。同じ東京都府中市に拠点を置くライバルのサントリーに快勝してリーグ戦1位を決め、3連覇へ視界良好だ。

 密集戦になるたびにサントリーは後退し、東芝は前進していく。序盤からタイミングの良い配球でFWとバックスが一体となってボールをつなぎ、CTB仙波が「走りすぎて気持ちが悪い」と漏らすほど。9分、23分とSOヒルが相次いでインゴールに飛び込んだ。

 当たりの強さを生かした防御も光る。前半17分に自陣ゴール前で攻め立てられたが、密集で相手ボールを奪ってピンチを脱出。リーグ戦最多トライのサントリーの速いライン展開を分断し、ロック大野は「しっかり止められた。相手ボールを奪い返す機会が多くて、それが勝敗の分かれ目になった」とうなずく。

 攻守両面で完成度を高めてプレーオフに臨む。瀬川監督は「今シーズン初めて東芝らしさを出すことができた。ここからもっと強くなりますよ」と満面の笑みだった。(伊藤光)

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2011年1月10日のニュース