相撲協会 元琴光喜の提訴は「想定している」

[ 2011年1月10日 17:09 ]

 日本相撲協会は10日、野球賭博関与で同協会を解雇された元大関琴光喜の田宮啓司氏(34)が解雇を不当として、力士としての地位保全を求めた仮処分の申し立てを、東京地裁が却下していたことを明らかにした。

 二所ノ関広報部長(元関脇金剛)によると、地裁の決定は昨年12月1日付で、同24日の協会理事会で報告された。二所ノ関広報部長は公表を控えていた理由を「本件は協会から起こしたものではないので」とした。田宮氏は今後、解雇取り消しを求めて相撲協会を提訴する可能性もある。同広報部長は「それも想定している」と話した。

 田宮氏は相撲協会の事情聴取に賭博関与を否定する虚偽報告をしたことや、大関という角界を代表する地位で関与していたことなどが問題視され、昨年7月の協会理事会で解雇された。

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2011年1月10日のニュース