最小兵・豊ノ島“鬼門”突破!横綱戦へ勢い

[ 2011年1月10日 06:00 ]

把瑠都(右)を引き落としで破った豊ノ島

大相撲初場所初日

(1月9日
両国国技館)
 身長1メートル70で幕内最小兵の豊ノ島が、1メートル98の把瑠都を翻ろうした。

 大関の突きを左へいなして、俵づたいに逃げ続け、直径15尺(4メートル55)の土俵を1周したところで引き落とした。「中に入れなかったけど最後はうまくはたきが決まったね。先場所はラッキーな面があったけど今場所は動きの中で対応できた」。昨年の秋場所までの対戦成績は1勝9敗と苦手だっただけに、昨年11月の九州場所に続いての連勝に自然と頬が緩んだ。

 苦手の“怪人”を倒した勢いのまま、2日目には横綱戦を迎える。九州場所の優勝決定戦では悔しい思いをしただけに、リベンジへの思いは強い。「そう簡単に勝てる相手じゃない。胸を借りるつもりだけど、勝ちにいきたい。いい形で先に、先に攻められれば」。毎場所「全勝」を目標に掲げるポジティブ男。今場所は有言実行となるか。

続きを表示

2011年1月10日のニュース