38歳まだまだ健在!葛西、今季国内初勝利

[ 2011年1月10日 06:00 ]

 ノルディックスキーのSTV杯国際ジャンプは9日、札幌市大倉山ジャンプ競技場(HS134メートル、K点120メートル)で行われ、38歳のベテラン葛西紀明(土屋ホーム)が1回目に最長不倒の134・5メートルをマークするなど合計278・8点でW杯遠征組の意地をみせ、今季国内初勝利を挙げた。葛西と同じW杯遠征帰りの伊東大貴(25=雪印)は132メートルを2本そろえて合計273・7点で2位。前日に1日2勝した湯本史寿(26=東京美装)は8位、船木和喜(35=フィット)は10位だった。

 W杯遠征から5日に帰国したベテラン葛西が134・5メートル、131・5メートルの大ジャンプをそろえ、2大会連続4度目の優勝を飾った。「今季初めて凄く緊張したけど、時差ボケもなくなり頭の疲れがとれた」と勝因を口にした。今シーズンは昨年8月末に右膝の内側側副じん帯を痛めて調整が遅れたが、ようやく復調気配。来週15、16日のW杯札幌大会に向け「これを弾みに調子を上げていきたい」と意気込んだ。

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2011年1月10日のニュース