白鵬58連勝でトップ独走!琴欧敗れ2敗に3人

[ 2010年9月22日 18:40 ]

白鵬が上手投げで阿覧を下す

 大相撲秋場所11日目(22日・両国国技館)横綱白鵬は新関脇の阿覧を左上手投げで下し、11戦全勝で昭和以降2位の連勝記録を58とした。大関琴欧洲が敗れて1敗がいなくなったため、自身初の4場所連続優勝へ大きく前進した。

 琴欧洲は白馬に寄り切られて9勝2敗。大関同士の一番はかど番の魁皇が日馬富士との熱戦を逆とったりで制し、6勝目を挙げた。日馬富士も6勝5敗。大関把瑠都は小結鶴竜の鮮やかな外掛けに屈し、3敗目を喫した。新関脇栃煌山は勝ち越した。
 全勝の白鵬を追う2敗は琴欧洲と平幕の嘉風、豪風の3人。十両は豊ノ島が11連勝で単独トップのまま。

 大関の琴欧洲や把瑠都が相次いで敗れたが、白鵬は問題なかった。阿覧を得意の左上手投げで仕留めて全勝を堅持。「立ち合いはいつも通り。自分の一番だけに集中した」と胸を張った。
 これで58連勝と連勝記録も伸ばしたが、少し残念な出来事があった。白鵬の付け人が幕内後半になって反対の支度部屋に赴き、阿覧の付け人と1、2分ほど会話。勝負の前に互いの付け人が話し込むのは周囲に誤解を与えかねない行動だった。
 後続との差が2に広がり、独走態勢に入って4場所連続16度目の優勝が近づいてきているが「千秋楽までしっかり取り切ることが大事だ」と慢心はなかった。

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2010年9月22日のニュース