米国4大会ぶりV!“B代表”の前評判覆す

[ 2010年9月14日 06:00 ]

4大会ぶり通算4回目の優勝を飾った米国チーム

 バスケットボール男子世界選手権は12日にイスタンブールで決勝を行い、米国が開催国トルコを81―64で下し、94年カナダ・トロント大会以来、4大会ぶり通算4回目の優勝を飾った。この日28得点を挙げ、米国代表として史上最多の205得点(平均22・8点)をマークしたケビン・デュラント(21=サンダー)がMVPを獲得。08年北京五輪に続いてバスケットボールの母国が世界一の座についた。

 “完全アウェー”の中で行われた決勝で、NBA史上最年少得点王となったデュラントは3点シュートを7本成功。前半だけで20得点を稼ぎ地元トルコにつけ入るスキを与えなかった。「大会前の評価は低かったけれど、それが間違いであることを証明できてうれしい」。そう語ったデュラントを含む22歳以下が6人。経験不足の上に、レイカーズのフォワード、オーダムをセンターとして起用するなどサイズ不足も指摘された。北京五輪優勝メンバー不在で“B代表”とも呼ばれたが、粘り強い守備や速攻、アウトサイドのシュートで活路を見いだして前評判を覆した。

続きを表示

2010年9月14日のニュース