ウッズ15位…15年目初の「0勝」終戦

[ 2010年9月14日 06:00 ]

 USPGAツアーのプレーオフ第3戦、BMW選手権は12日、イリノイ州レモントのコッグヒルGC(7616ヤード、パー71)で最終ラウンドを行い、70で回ったタイガー・ウッズ(34=米国)は通算1アンダーの15位。プレーオフ・ポイントは42位で、上位30人が出場できる最終戦のツアー選手権(23日からジョージア州)に進出できなかった。通算9アンダーのダスティン・ジョンソン(26=同)が優勝。今季2勝目、通算4勝目を挙げた。

 ウッズは1年ぶりにミケルソンと組んでラウンドしたが、アウトで3つのボギーを叩いて失速。ツアー選手権進出に必要なポイントを稼げず「見ての通り。シーズンの最初から最後までいいプレーができなかった」と渋い表情だった。10月初旬からはシード権を争う選手のみが参加するフォール・シリーズ(全5戦)が始まるが、ウッズがエントリーする可能性は低く、96年のプロデビュー以来続いていた米ツアーでの連続シーズン勝利記録は「14」で途絶えることになりそうだ。

 「1週間の休みが2週間になってしまった。でもそのぶん、落ち着いて練習ができるのでショートゲームとパッティングを修正したい」。次戦は米欧対抗戦のライダーカップ(10月1日開幕、英国)だが、米ツアーを率いるペイビン主将は「全選手を平等に扱う」と明言しており、主将推薦特別枠で選抜されたウッズが3日間、全5試合に起用されるかは微妙。愛人騒動やエリン夫人(30)との離婚など私生活で揺れ動いたシーズンは、見せ場のないままに幕を閉じようとしている。

 ≪D・ジョンソンが逆転V≫2位でスタートしたD・ジョンソンが3バーディー、1ボギーの69で回って逆転優勝。全米プロ最終日にはハザード(バンカー)と知らずにクラブヘッドを接地させ、痛恨の2打罰を喫して優勝を逃しただけに「やっと勝てた。夏以降は調子が良かったんだ」と笑顔をのぞかせた。これでプレーオフ・ポイントは2位に浮上。総合優勝のボーナス1000万ドル(約8億4000万円)も視野にとらえた。

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2010年9月14日のニュース