こちらもコースレコード！細川和彦イッキ３位

第３日、通算７アンダーで３位に急浮上した細川和彦

　スポニチ後援の男子ゴルフツアーの関西オープン第３日は２１日、京都・田辺カントリー倶楽部（６８１０ヤード、パー７０）で行われ、細川和彦（３９＝フリー）が１イーグル、６バーディー、コースレコードの６２をマーク。１オーバーの３６位から通算７アンダーの３位に浮上した。ツアー８勝中４勝を８月に挙げている夏男が５年ぶりの勝利へ向け猛チャージを見せた。谷口拓也（３０＝さだ企画）が６７で回り通算１０アンダーとし単独首位に立った。

　夏男が本領を発揮した。３４度を超える猛暑も関係ない。ツアー８勝中４勝が８月という細川は「ボールは飛ぶし、体も回る。夏はいいんですよね」と涼しげに話した。その言葉通り、コースレコードを２打更新する６２を出し、３６位から首位に３打差の３位に浮上した。
　出だしの１０番で７メートルを沈めてイーグル発進すると、１７番、２番でも７メートルを決めてバーディー。ショットもさえ終盤の７番では１メートルにピタリ。今季は「悪くはないけどかみ合わない」とトップ１０が一度もないが、左右が狭く神経質になるコースをノーボギーで攻略した。
　オープンウイークの間に、知人の助言で長野・善光寺へ今年３度目の参拝。この日はラッキーカラーのオレンジ、黄色、黒をちりばめたタオルを手に運気を一層高めた。
　０１年には難病の「潰瘍（かいよう）性大腸炎」を患い、今も薬を手放せない。しかし、その病気も「暑い時は安定する」というから今が稼ぎ時。最終日も晴れ予報。５年ぶりの優勝へ、暑くなるほど細川は燃える。