貴乃花親方 暴力団との会食全面否定

[ 2010年7月18日 06:00 ]

引き揚げる際、取材に応じる貴乃花親方

 賭博問題などを調査する特別調査委員会は17日、6月に新弟子勧誘で訪れた愛媛県で保護者らと一緒に食事をした際に暴力団関係者が同席したと報じられた貴乃花親方(元横綱)から事情を聴き、同親方が報道を全面否定したと発表した。

 また、貴乃花親方はこの日、2年前の夏に参加したイベントでも暴力団関係者と同席していたと一部で報じられた。特別調査委員会は、この報道についても事情聴取を行い、貴乃花親方は同様に否定したという。

 その後、貴乃花親方は村山理事長代行からも約50分にわたり事情聴取を受けた。村山理事長代行によると、貴乃花親方は2年前の夏のイベントは家族旅行先で偶然に参加した阪神大震災の慰霊祭で、1000人程度が参加していたと報告。これを受けて村山理事長代行は「息子の結婚披露宴の来賓で暴力団関係者がいるのと、1000人の中に1人いたのとでは意味合いが違う」と問題視しない意向を示した。

 今後も特別調査委員会はこの2件の報道についてさらに調査を進め、20日をめどに最終結論を出すという。なお、貴乃花親方はこの日、「一貫して否定します。弁護士と相談し、法的措置の準備を進めています」と話した。

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2010年7月18日のニュース