7日目にやっと大入り!白鵬 御礼39連勝

[ 2010年7月18日 06:00 ]

今場所初めて満員御礼となった愛知県体育館

 大相撲名古屋場所7日目は17日、愛知県体育館で行われ、異例ずくめの場所で初めて館内に満員御礼の垂れ幕が掲げられた。今場所一番の盛り上がりに各力士も奮闘。横綱・白鵬も会心の相撲で旭天鵬を下して無傷の7連勝とし、平成最多となる連勝記録を39に伸ばした。ようやく大入りが出たものの、この日の観客動員数は完売だった昨年より500人少ない7600人どまり。札止めが定番となっていた千秋楽も完売には至っておらず、今場所は札止めなしに終わる可能性も出てきた。

【名古屋場所7日目


 今場所一番の熱気の中で白鵬が最高の輝きを放った。右を素早く差し込むと、間髪入れずに右腕を返し一気に走る。土俵際では粘る旭天鵬を左からの強烈な上手投げで切り捨てた。
 館内には今場所初めて満員御礼の垂れ幕が掲げられた。連勝記録を39に伸ばした横綱は「(満員で)一段と気合が入りました。こういう時こそ、応援してくださる方が本物と感じます」と気力の勝利を強調。そして「1人でも見たいという方が増えるように頑張る」と屋台骨としての責任感ものぞかせた。
 賭博問題の影響で初日は7200人しか動員できず、1985年以来続いていた初日の大入り記録が途切れた。しかし、この日は当日売りが670枚も売れて、定員(8100人)の94%にあたる7600人。満員御礼の条件である90%以上に達した。会心の相撲で4勝目を挙げた栃煌山は「やっぱりお客さんの声援は力が入ります」と話し、土俵下で幕内後半戦を見守った中村審判長(元関脇・富士桜)も「われわれだけでなく、力士にとってもお客さんが多いのは気持ちのいいこと。思わず力も入る」と代弁した。
 名古屋場所担当の二所ノ関部長(元関脇・金剛)は2階席まで足を運んで、館内の様子を確認。「ありがたい話。胸が熱くなってきた」と感無量の表情。しかも「梅雨明け宣言。名古屋らしくアツくなってきた」とややはしゃぎ過ぎのコメントを口にするなど、関係者はホッとひと安心の様子だった。
 しかし、もろ手を挙げて喜べない現実もある。大入りにはなったものの、動員数は満員札止めだった昨年より500人も少なかった。7日間の入場者数も3万8700人にとどまり、昨年に比べ4900人減。きょう8日目の大入りも当日売り次第と状況は必ずしも芳しくない。しかも、札止めが定番となっている千秋楽も現時点では完売となる見通しすら立っていないのが実情だ。主催者は「過去3年間は千秋楽が札止めになっていた」と話しているが、今場所ばかりは期待薄。白鵬ら人気力士の奮闘にいちるの望みをかけるしかない。

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