垣添も!武蔵川部屋から2人目、理事長の責任問題に

[ 2010年6月23日 06:00 ]

 【大相撲 賭博問題】野球賭博問題で武蔵川理事長の責任は、免れなくなった。

 武蔵川部屋所属の幕内・垣添と嘉風(28=尾車部屋)、十両・春日錦(34=春日野部屋)が、それぞれ野球賭博への関与を認める上申書を提出していたことが22日、関係者の話で明らかになった。
 武蔵川部屋の力士では、すでに雅山が警察の事情聴取に野球賭博にかかわったことを明らかにしているという。理事長は21日の理事会後に会見を開いたが、自らの責任問題については「(賭博問題を)100%解決しなければ、私が途中で責任をとっても解決にならないと思う」と明確にしなかった。しかし、弟子が2人も野球賭博にかかわったとなれば、道義的に続投は許されない。
 さらに、武蔵川理事長の下、賭博問題の対応で主導的な役割を果たしている協会執行部所属の尾車親方(元大関・琴風)の弟子・嘉風も野球賭博を認めており、執行部に対する批判が今後高まるのは必至だ。尾車親方は知人の病状が悪化し急きょ関西方面に出掛けたため、おかみさんの史枝夫人が部屋で対応。「あす(23日)、国技館で対応します」と話した。また、春日野親方(元関脇・栃乃和歌)は「事実であれば残念。警察が入っているので今は何とも言えない」と神妙に話した。
 賭博問題ではこれで幕内8人、十両4人の計12関取の関与が判明。協会上層部を襲った激震は収まりそうもない。

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2010年6月23日のニュース