「首の後ろに痛み」ウッズ途中棄権のワケ

[ 2010年5月10日 09:58 ]

プレーヤーズ選手権最終ラウンドで途中棄権し、カートに乗って引き揚げるタイガー・ウッズ

 【プレーヤーズ選手権】7番のティーショットは右に大きくそれた。第2打を打ち終えると、ウッズは顔をしかめ、競技役員に棄権を告げた。

 トッププロとして、第3ラウンド終了時には「体調に何の問題もない」と最終日への意気込みを語ったウッズだが、内情は違っていた。痛みは右腕にも及び、続行は不可能と判断。「実は、1カ月ほど前から首の後ろに痛みがあった」と打ち明けた。
 ひざの手術などで、2008年にはツアーを長期離脱したことはあるが、大会途中での棄権は06年2月のニッサン・オープン以来。ただしこの時は風邪を理由に、第3ラウンド開始前に申告した。今回は首の故障だけに、事態は深刻といえる。
 世間を大いに騒がせた不倫スキャンダルから約5カ月ぶりに復帰したのが4月はじめのマスターズ・トーナメントだった。予選落ちに次いで、今回が3大会目。米ESPNテレビは、復帰に向けた練習で、何百球にも及ぶ急激なボールの打ち込みが影響した可能性を指摘した。
 ウッズは「週明けにきっちり検査をする」と話して、コースをあとにした。

続きを表示

2010年5月10日のニュース