中村、エチオピア勢についていけず7位に

[ 2010年4月21日 06:00 ]

中盤で遅れ、7位でゴールする中村友梨香

 陸上の第114回ボストン・マラソンは19日に行われ、女子で北京五輪代表の中村友梨香(天満屋)は2時間30分40秒で7位だった。テイバ・エルケッソ(エチオピア)が2時間26分11秒、男子はロバート・チェルイヨット(ケニア)が2時間5分52秒の大会新でともに初優勝した。北京五輪後、スピード強化のためにトラックに専念し約1年8カ月ぶりのマラソンとなった中村は、20キロ付近で先頭集団から遅れた。昨年優勝のサリナ・コスゲイ(ケニア)は3位だった。

 約1年8カ月ぶりのマラソンで7位に沈んだ中村は「勝負するなら、ついていくことが必要だった」と無念そうに話した。スローペースの前半こそ先頭に立ったが、20キロ付近でエチオピア勢がスピードアップすると優勝戦線から脱落した。昨年末にひざを痛め、年明けも調子が上がらなかった。中村は「良くなったのはここ1カ月くらい。(一時は)間に合うかな、と思っていた」と話した。今後は再度トラックやハーフマラソンで調整し、次のマラソンは来年の世界選手権の選考レースになる予定だ。

続きを表示

2010年4月21日のニュース