遼くん屈辱予選落ち…スイング改造で曲がりまくり

[ 2010年4月17日 06:00 ]

<東建ホームメイトカップ・初日>11H、バーディーを逃した石川遼はボールを投げ捨てようとして思いとどまる

 【東建ホームメイト・カップ】マスターズ後からスイング改造に取り組んでいる石川のショットは、何度も曲がった。

 7番は第1打が右に出て思わずクラブから右手を放し、8番のティーショットでは雑音が気になりテークバックのスイングを途中で止めてやり直し。それでも右へ曲がり、第2打もミスして自分のふがいなさにクラブを投げようとして思いとどまった。ホールアウト後は「もう1回打ち直したい1打は数え切れないほど」と悔やんだ。

 カットラインに4打届かず予選落ち。記録の残る85年以降で、前年賞金王が開幕戦で予選落ちするのは92年の尾崎直、08年の谷口以来3人目の屈辱だった。「待ちに待った開幕戦で予選落ち。プロ意識というか、何としても通るという粘りが足りなかった」とうなだれた。

 インパクトでより力を伝えられる体の回転を身につけるべく、試合後は雨の中で1時間30分もドライバーを打ち込んだ。父・勝美さんは新スイング習得は長期戦になると覚悟しているが、石川自身は「来週(つるやオープン)は大丈夫じゃないかな」と強気。「今したいのは休養ではなく練習。来週の木曜日(初日)までにやれるだけやる」と強い口調で話した。

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2010年4月17日のニュース