新星誕生!高3の東「将来は古橋さんのように…」

[ 2010年4月17日 06:00 ]

男子1500メートル自由形で優勝し、手を振る東隼平

 【競泳日本選手権・男子1500メートル自由形】男子長距離界に待望の新星が誕生した。

 高校3年生の東が2位に7秒以上の大差をつけて初優勝。日本記録には7秒近く遅れたが「ビックリしました。ラストは根性でねじ伏せました」と言うように、序盤から一度もトップを譲らずに完勝した。遠征の移動中に経済の本を読む文武両道の17歳は「昔は日本の自由形を古橋(広之進)さんが引っ張っていた。自分が引っ張っていける存在になりたい」と高い目標を掲げた。

 <女子200メートル自由形決勝 伊藤は2位もさばさば>背泳ぎが本職の伊藤は、日本記録保持者の上田に1秒28差の2位だった。「想定通りのレースだった。ラストで力が及ばなかった」とサバサバ。昨年の世界選手権直前に左ひざを脱臼。じん帯も痛め、今季はひざへの負担が大きい背泳ぎを回避し、自由形に種目を絞った。ロンドン五輪は背泳ぎで狙うが、今季は「上田と私で(自由形の)リレーを引っ張りたい」と話した。

 <男子200メートル背泳ぎ準決勝 入江1位で決勝に>入江が2位に2秒47差の大差をつけて1位突破した。「昨日(100メートル決勝)の疲れが抜けていなかった」というが、ラスト50メートルも「泳ぎが崩れず、まだ余裕があった」。100メートルは古賀に敗れたが、この種目は実力が飛び抜けているだけに「世界を見据えて、150メートルまで積極的に泳ぎ、ラスト50メートルがどうなるか試したい」と日本選手権を世界に向けたテストの場とするつもりだ。

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2010年4月17日のニュース