松田2冠!200メートル自由形で初優勝

[ 2010年4月17日 06:00 ]

<日本選手権第4日>男子200m自由形・決勝、優勝した松田

 競泳の日本選手権第4日は16日、東京辰巳国際水泳場で行われ、男子200メートル自由形で、北京五輪200メートルバタフライ銅メダリストの松田丈志(25=東海SC)が1分47秒01で初優勝。400メートル自由形との2冠を達成した。男子1500メートル自由形では神奈川・湘南工大付高3年の東隼平=ひがし・じゅんぺい=(17=KONAMI中央林間)が15分11秒83で初優勝した。

 150メートルを2位で折り返した松田は持ち味のスタミナを生かし、ラスト50メートルでスパートしてトップに立った。06年アジア大会800メートルリレーの際に出した自己ベストを0秒82更新する1分47秒01。北京五輪6位の奥村、昨年の世界選手権4位の内田を抑え、この種目初優勝を飾った。本職の200メートルバタフライと400メートル自由形は国内で独壇場が続いてきただけに「しびれるような緊張感の中で泳げて楽しかった」と満足感を漂わせた。
 昨年のローマ世界選手権で日本が過去最高の4位に入った800メートルリレーに本腰を入れるため「中学生か高校生の時以来」という200メートル自由形へのエントリー。「切磋琢磨(せっさたくま)して日本のレベルを上げていきたい」と意欲を口にした。昨年まで所属していたレオパレス21が業績悪化で契約終了となったが、新たな種目での優勝は新スポンサー獲得のアピールにもなるはずだ。

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2010年4月17日のニュース