2連覇へ小田孔充実 ただ一人のアンダーパー

[ 2010年4月17日 17:28 ]

 【東建ホームメイト・カップ】強風が舞う中、29位からスタートした小田孔が、この日ベストの68をマークし、単独トップに立った。大会2連覇を狙う飛ばし屋は「きょうの3アンダーは、8アンダーくらいの価値がある」と充実感をにじませた。

 開幕戦に合わせ、充実した調整ができたことに加え、この日は2組目と早いスタートだったことが幸いした。風が強まっていく中、5番までで3バーディー、1ボギー。「最初の5ホールくらいは風がなく、その間に伸ばせたのはラッキーだった」と喜んだ。
 昨年の賞金ランキング3位という実力者をもってしても「狙ったところに打てる状況ではなく、最悪の場所を避けるだけだった」という。それでも、通算で唯一アンダーパーという安定感。心技体がかみ合った充実ぶりがうかがえる。
 早々にラウンドを終えた小田孔が「この風が続けばアンダーパーはいなくなる。30位くらいまでは優勝のチャンスがあるのでは」と予想した通り、5打差までに36人がひしめく混戦で最終日を迎える。シーズン終盤戦のカシオ・ワールドオープンも2連覇中の31歳は「気持ちを切らさず、ミスター連覇と言われるよう頑張る」と誓った。

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2010年4月17日のニュース