“造反”安治川親方 貴グループの大嶽部屋に移籍

[ 2010年4月14日 06:00 ]

 大相撲の安治川親方(元幕内・光法)が貴乃花グループの大嶽部屋に移籍することになった。

 同親方は現役引退後に年寄名跡「安治川」を借り株の形で取得し、立浪一門の宮城野部屋に所属。しかし、2月の日本相撲協会の理事選では一門の意向に反し、貴乃花親方(元横綱、本紙評論家)に投票した。一度は協会を退職する意向を示し、一門から慰留されて撤回したものの、親交のある大嶽親方(元関脇・貴闘力)を頼ることを決断。大嶽部屋の関係者は13日、「ウチの所属になるだろう」と話した。
 安治川親方はこの日、協会に「錦島」への名跡変更(借り株)を申請した。「錦島」の現在の所有者は幕内・霜鳳だが、かつての所有者は霜鳳の元師匠で元時津風親方(元小結・双津竜)の山本順一被告。同被告は力士死亡事件で逮捕されてから名跡証書を協会に返却していないため変更手続きができず、保留扱いにされた。証書の扱いを含め、名跡変更までには波乱がありそうだ。

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2010年4月14日のニュース