有村智恵“第2の故郷”で感謝感激、涙のV

[ 2009年9月28日 06:00 ]

<ダンロップ女子オープン最終日>優勝を決めた有村智恵は涙

 第2の故郷で有村が涙の勝利を飾った。女子ゴルフツアーのミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン最終日は27日、宮城県利府町の利府ゴルフ倶楽部(6554ヤード、パー72)で行われ、首位から出た有村智恵(21=日本ヒューレット・パッカード)は、2バーディー、1ボギーの71で回り、通算10アンダーで今季4勝目を挙げた。賞金1080万円を獲得し、今季の賞金ランクは3位に浮上。年間獲得賞金1億円と生涯獲得賞金2億円も突破し、いずれも史上4番目の年少記録となった。大会連覇を狙った上田桃子(23=ソニー)は2打差の2位、横峯さくら(23=エプソン)は3位に終わった。

 残り30センチのウイニングパット。有村にはボールがにじんで見えた。確実に丁寧にカップに沈めると、もう抑えられない。大粒の涙があふれ出ると両手で顔を覆い、6年分の感激に思う存分浸った。ギャラリーを前にしてのインタビューでも涙で声を震わせた。
 「(高校時代に)仙台で過ごした3年間が私を成長させてくれた。お礼を言えるのが本当にうれしい。6年前は(宮里)藍先輩の優勝を皆さんの方から見届けた。ここから見る景色はこんなにうれしいのかと実感しました」
 首位から出た最終日は緊張感からショットに苦しんだ。上田が攻めのゴルフを見せる中で我慢を強いられる。それでも、1打差だった8番で5メートルを沈め、15番でも5メートルをねじ込んで3打差に突き放した。特に15番は同じような距離を上田が外しただけに「決められたら行けるなと思っていた」。この時点で「ウルっと来た」というほど、こん身のパットだった。
 東北高1年の03年に、同高3年の宮里藍が史上最年少優勝したのを会場で見て、この大会は「絶対に勝ちたい」特別なものになった。2週間前から眠りの浅い日々が続くほど気負っていた。だが、大会前の21日夜に原江里菜ら東北高時代の同級生5人で集まってガールズトークに花を咲かせ、翌22日には自主トレを一緒に行った楽天の福盛、青山両投手らと食事をしてリフレッシュ。そのかいあって過剰な緊張から解放された。
 21歳309日での年間獲得賞金1億円と生涯獲得賞金2億円の突破は、いずれも史上4位の年少記録。しかも、今季2位だった4試合中、3試合で優勝をさらわれた横峯と上田に競り勝っただけに「自分の中にあった壁が崩せた」と喜びもひとしお。宮里には「(03年から)6年もかかっちゃいました」と報告するという。賞金ランクも3位に浮上。女王も視野に臨む次戦の日本女子オープンはその宮里も出場する。今度はあこがれの先輩にさらに強くなった姿を見せる。

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