鳩山首相、IOC総会出席決定

[ 2009年9月28日 13:39 ]

 鳩山由紀夫首相が、2016年夏季五輪の開催都市を決める国際オリンピック委員会(IOC)総会(10月2日・コペンハーゲン)に出席することが28日、正式に決まった。東京にとって待望の出席となり、招致関係者は感謝の念を表し、国連演説などで海外からも注目された新首相のロビー活動に期待している。

 既に現地入りした日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恒和会長は「非常に心強く思う。政府として全面的に招致を支えるということを言ってもらえるのは励みになる」と歓迎して「これを大きな弾みとして招致を勝ち取りたい。感謝している」と話した。
 東京が希望していたのは、10月1日に現地入りして同日夜のIOC主催レセプションに出席、翌2日は投票前の東京のプレゼンテーションでスピーチしてもらう日程だ。レセプションで鳩山首相を披露し、一人でも多くのIOC委員と握手を交わすことが意味を持つ。レセプションに「出席するのとしないのでは大きく違う」(関係者)という。

 ▼石原慎太郎東京都知事の話 就任直後という多忙を極める中、五輪を東京に招致したいという国民の願いを聞き入れていただき、心から感謝する。鳩山首相は環境問題への取り組みについて積極的な発言をしており、環境を重視する東京大会を実現する上で大きな推進力になると確信している。国際オリンピック委員会(IOC)総会では、国として東京招致を全面的に支援する姿勢をぜひアピールしていただきたい。

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2009年9月28日のニュース