米ツアー最高位!大山自信戻ったミラクルパット

[ 2009年5月12日 06:00 ]

大山志保

 USLPGAツアーのミケロブ・ウルトラ・オープン最終日は10日、米バージニア州ウィリアムズバーグのキングズミル・リゾート(6315ヤード、パー71)で行われ、69とスコアを伸ばした大山志保(31=オンワード樫山)が通算10アンダーで米ツアー自己ベストの6位に食い込み、賞金ランクを39位に上げた。宮里藍(23=サントリー)は68で回り、通算8アンダーで今季3度目のトップ10以内となる9位。上田桃子(22=ソニー)は39位、宮里美香(19=フリー)は58位で、クリスティ・カー(31=米国)が同16アンダーで今季初、ツアー通算12勝目を飾った。

 2度のミラクルパットが、大山を6位へと押し上げた。まずは10番。9メートルのパーパットをねじ込むと、第1打を左ラフへ外した16番では8メートルのパーパットが最後のひと転がりでカップに消えた。ピンチを切り抜けた後は気がつくと左耳のイヤリングが外れ、どこかになくなっていた。それほどこん身のプレーだった。
 8位で迎えた最終日。女王オチョアと同組で69をマーク。「自分の力を出せた」という。初めて予選落ちした3月のフェニックス国際では「何回(パットを)打っても入らない」という悪夢も見たが、「少しずつ自信も戻ってきた。これからが本当のスタート」と言えるようになった。3ケタだった賞金ランクは39位(8万4315ドル)まで浮上。「次は5位、その次は4位と順位を上げていって、いつか優勝したい」と着実なステップアップを目標に掲げた。

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2009年5月12日のニュース