内紛続くクレー射撃…熊本アジア選手権開催断念

[ 2009年5月12日 20:22 ]

 役員改選をめぐって内紛が続く日本クレー射撃協会が、8月に熊本県で開く予定だったアジア選手権の開催を断念したことが12日、分かった。日本協会によると、組織運営の混乱で準備が間に合わず、アジア射撃連合に対して開催断念の意向を伝えた。代替開催地は中国やカザフスタンが候補に挙がっている。

 アジア選手権は、昨年の大会には14カ国から約150選手が参加した。今年は日本から最大25選手が出場予定だったが、混乱の影響で代替開催への派遣は大幅に減少する見込み。
 日本協会は3月の総会で、麻生太郎会長の再選を支持する執行部と反対勢力が対立。反対勢力が独自に新会長を選出した「新執行部」と「旧執行部」が反目する異例の事態となり、日本オリンピック委員会(JOC)は混乱収拾まで2009年度の補助金支給などを差し止めている。

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2009年5月12日のニュース