司令塔キッドの活躍でマーベリクスあと「１」　

　ＮＢＡ西地区全体８位のマーベリクスは地元ダラスで同９位のサンズに１４０―１１６で快勝。プレーオフ最後の枠を争っているライバルを直接対決で倒し、残り５試合でプレーオフ出場マジックを１とした。ガードのジェイソン・キッド（３６）は今季自己最多の２０アシストをマーク。通算では１万１４８となり、マジック・ジョンソン（元レイカーズ＝１万１４１）を抜いて歴代３位に浮上した。

　＜マーベリクス＞１試合２０アシストと前半での１６アシストはいずれもチーム新記録。１９得点も稼いだキッドは「リバウンド（自身は４）はチームメートが請け負ってしまった」とトリプルダブルを逃して苦笑したが、カーライル監督は「鉄の意志を持った男だ」と司令塔の仕事ぶりに目を細めた。これで西地区全体７位のジャズとは１差。８日には直接対決があり、順位を上げるチャンスがまだ残されている。