相撲協会の特別委員会 抜き打ち尿検査早期実施へ

[ 2009年4月7日 19:57 ]

 日本相撲協会の生活指導部特別委員会は7日、東京・両国国技館で会合を開き、親方や力士ら全協会員を対象とした大麻や違法薬物使用をチェックする抜き打ち尿検査の早期実施を確認した。

 相撲協会は検査実施に向け、協会員からの同意書もすべて回収した。伊勢ノ海委員長(元関脇藤ノ川)は「抜き打ちだから時期は言えないが、いつでもゴーサインという態勢は整った」と説明。検査結果の分析を行う専門機関との契約も近日中に完了予定で、日本アンチ・ドーピング機構専門委員でもある大西祥平委員は「検査が実行可能なところまでこぎ着けた」と話した。
 また会合では、大麻事件など数々の不祥事を受け、力士の常識や礼儀作法を記したマニュアル本を4月中に完成させることも申し合わせた。映像化したDVDとともに全52部屋に配布する。

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2009年4月7日のニュース