濱田 初出場で初優勝

[ 2009年4月6日 06:00 ]

<桜マラソン>男子一般で優勝した濱田(右)と同女子総合優勝の池谷はスポニチ賞を手に笑顔

 第25回記念日本平桜マラソン(スポニチ後援)が5日、静岡市の草薙競技場を発着点に行われ、過去最多の6161人が健脚を競った。メーンの23・4キロでは、男子一般で濱田翔平(25=静岡市)が1時間15分24秒、女子総合では池谷茂子(29=伊東市)が1時間39分25秒で、ともに初優勝。2人にはスポニチ賞の盾が贈られた。また、有森裕子さん(42)がゲストランナーとして10キロに参加。大会に花を添えた。

 23・4キロ男子一般を初出場で制した濱田は「分かってはいたが起伏が激しかった。桜も楽しめなかった」と苦笑い。大学招待選手も含む先頭集団で気の抜けないレースを展開した。一方、同女子総合に6年ぶり出場の池谷は後半勝負。桜の美しさを楽しみながら追走し、残り2キロで視界に入ったトップ選手を「この人を抜くためにずっと走って来たんだ」と追い抜き、置き去りにした。

 ≪有森さん「自然と笑顔」のゲストラン≫女子マラソンでバルセロナ五輪銀、アトランタ五輪銅メダルの有森さんがゲストランナーとして初参加。10キロの部に出場、市民ランナーと一緒に心地よい汗を流すと「ロケーションがいいし、沿道から声援もいただき、自然と笑顔が出てきました」と声を弾ませた。ゴール後は握手、記念撮影攻めに快く応えながら、「これから、だんだん暖かくなってきますが、飛ばし過ぎず、ペース配分を考えて」とアドバイスを送った。

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2009年4月6日のニュース