逆転勝ちのリンシカム 18番で飛ばし屋の本領

[ 2009年4月6日 11:13 ]

 持ち前のパワーで逆転劇を演じた。トップのマクファーソンと1打差で迎えたパー5の18番。昨季米ツアーで平均飛距離3位の飛ばし屋リンシカムが本領を発揮した。

 残り210ヤードの第2打が勝負だった。何度も深呼吸し、手の震えを抑えてユーティリティーで放った一打は「打った瞬間に最高のショットと分かった」という会心の当たり。カップまで約1メートルに寄せ、マクファーソンがバーディーパットを外すのを見届け、慎重にイーグルパットを決めた。
 178センチの長身を誇る米国の有望株は初のメジャータイトルに「まさか勝てるなんて。この喜びは表現できない」と涙ぐんだ。手首や腰に痛みを抱え、昨季は賞金ランキング92位に沈むなど不振に苦しんだ。表彰式では父とキャディーの3人で18番グリーン脇の池に飛び込み、感激に浸った。(共同)

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2009年4月6日のニュース