クルム伊達 13年ぶりの本戦出場へあと「2」

[ 2009年1月16日 06:00 ]

ロシア選手を下し、予選の女子シングルス1回戦を突破したクルム伊達公子

 テニスの全豪オープン女子シングルスの予選1回戦が15日、メルボルン・パークで行われ、13年ぶりの本戦出場を目指すクルム伊達公子(38=エステティックTBC)が世界ランキング154位のクセーニャ・ペルバク(17=ロシア)をストレートで破り、2回戦に進出した。女子日本勢はクルム伊達を除く4人が初戦敗退。予選は3回戦を勝ち抜いた12選手が19日からの本戦に出場する。

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 第1セット序盤に2ゲームずつをブレークした3―3の第7ゲーム、クルム伊達があらん限りの一打を決め、流れをつかんだ。15―30から逆クロスのショットがラインぎりぎりに決まった。「あのポイントで、気持ちにメリハリがつけられるようになった」。攻撃的なストロークを取り戻し、一気に流れを奪った。サウスポーの17歳はラリーの中で角度をつけたクロスを織り交ぜると対応が鈍い。この弱点を狙っていた。初対戦だが、事前の知識や準備をプレーに生かし、ベテランのしたたかさをアピールした。2回戦の相手は予選第5シードのアニ。だが、今のクルム伊達なら、突破する勢いがある。

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