ロンドンへ本格始動 塚原ら日本代表が合宿

[ 2009年1月15日 17:14 ]

陸上短距離、跳躍陣の日本代表合宿で調整する塚原直貴(左端)ら

 陸上短距離、跳躍陣の日本代表合宿が15日、東京都北区のナショナルトレーニングセンターで公開され、北京五輪で銅メダルを獲得した男子四百メートルリレーの塚原直貴、高平慎士(ともに富士通)らが2012年ロンドン五輪に向けて本格的なスタートを切った。

 全般的に不振だった北京五輪からの再建を図る日本陸連の高野進強化委員長は「挑戦の年」と位置付け、「各種目が一つになり、情報の共有や戦略が必要」と8月の世界選手権(ベルリン)までは代表合宿を毎月実施する方針。ジャマイカ選手を参考に歩幅を広げた走りを模索する塚原は「追い風参考でもいいから(百メートルで)9秒台を出したい」と意気込み、高平は「種目の枠を超えて交流することはいい」と歓迎した。
 女子走り幅跳びの井村久美子(旧姓池田)も男子跳躍陣と一緒に走り、女子四百メートルの丹野麻美(ナチュリル)は「男子と合宿できる機会はこれまでなく、世界への近道になる」と話した。

続きを表示

2009年1月15日のニュース