「上野の413球」審査員特別賞に

[ 2008年12月2日 06:00 ]

413球投げ抜いた右手を笑顔で見せる上野由岐子

 北京五輪で金メダルを獲得したソフトボール女子日本代表のエース上野由岐子(26=ルネサス高崎)が1日、「2008ユーキャン新語・流行語大賞」の審査員特別賞を受賞した。受賞したのは、北京五輪決勝トーナメントの2日間3試合を1人で投げ抜いた熱投を表現した「上野の413球」だった。

 都内での表彰式に出席した上野は「ソフトボールを国民の皆様に認めていただいたことがうれしい。たくさんの金メダリストがいる中で、選んでいただいたことを感謝したい」と笑顔。五輪イヤーはメダリストから1人選出が恒例となっているが、今回は競泳・北島康介の「なんも言えねー」や柔道・石井慧の「屁の突っ張りでもないですから」を押しのけての受賞となった。
 表彰式には「自前です。何とかこの場で恥ずかしくないように選んだ」と黒のパンツスーツでキメて登場。壇上では「アラフォー」で大賞を受賞した天海祐希と並んだが、女優にも負けない存在感を発揮した。スーツ姿も格好よかったが「いつか天海さんみたいな女性になれたらいい。スカートははき慣れていないけれど、これからコーディネートできるようになりたい」と女性らしい願望も。クリスマスの予定を聞かれると「練習だと思います」ときっぱり。当面はソフトボール漬けの日々だが、10数年後の「アラフォー」上野の変身ぶりにも注目だ。

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2008年12月2日のニュース