露鵬&白露山 仮処分申請で稽古や給与要求

[ 2008年11月28日 06:00 ]

 大麻問題で日本相撲協会を解雇されたロシア出身の元露鵬と元白露山の兄弟が、処分保留を求めた仮処分申請で、相撲部屋での稽古や給与の支払いなどを求めていることが27日、分かった。東京地裁で仮処分申請の第1回審尋(意見や主張を裁判所に提出)が行われ、会見した塩谷安男弁護士が明らかにした。

 2人は角界への復帰に備えてマゲを切らず、ウエートトレなどを行っているが、相撲の稽古のために“古巣”に戻って稽古することを希望。元露鵬は大嶽親方(元関脇・貴闘力)、元白露山は北の湖親方(元横綱)に連絡をとったという。塩谷弁護士は「彼らの話では“仮処分申請が認められたら仕方ないだろう”と師匠から言われたようです」と説明したが、本紙の取材に対し、大嶽親方は「意味がよく分からない」と困惑した。
 兄弟は家賃30万円の都内のマンションで、両親と妹の5人で貯金を取り崩しながら生活。大麻問題で解雇されたロシア出身の元若ノ鵬は、八百長報道で協会と係争中の週刊現代で八百長を告発したが、塩谷弁護士は「2人にも話があったが、必要がないのでノーコメントで通した」と話した。

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2008年11月28日のニュース