片山 自分をほめてニコニコ首位

[ 2008年10月18日 06:00 ]

 【日本オープン選手権第2日】いつもは厳しい表情の男が、“笑顔の片山”になっていた。「最高のゴルフ。パッティングは記憶にないくらいいい」。好調なパットで、スコアを落とす選手が多い後半のインでナイスパーセーブを連発。難コースを攻略し、ご機嫌だった。

 大会前に1冊の本が届いた。8月のKBCオーガスタで知り合った福岡の住職からプレゼントされた。「“自分を褒めながらやりなさい”という言葉が胸に響いた。自分を追い込んでいくタイプだったが、その方が楽だと」。その部分をメモして毎ホール読み返した。8、9番の連続ボギーでも動揺せず、最終18番の第2打では左ラフから約4メートルにつけた「会心のショット」も生まれた。

 永久シード獲得にあと1勝としてから約5カ月間足踏みが続いている。だが笑顔の片山に「早くしなきゃ、という気持ちもあった」という過去の姿はない。 

 ≪2選手がホールインワン≫2選手がホールインワンを達成した。238ヤードの17番で3Iで記録した岩田は「ツアーでは初めて」と16番のバーディーに続くエースに喜んだ。だが、以後はバーディーなしの4ボギーで後退。「後半インはフェアウエーに1回しか行かなかった」と喜びも半減した。148ヤードの6番では藤田寛之が8Iで達成。「4回目か5回目かな。久々です」。ところが直後に3連続ボギー。「うれしかったのは一瞬だけ。ショットが悪すぎる」とがっくりだった。

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2008年10月18日のニュース