桃子18番でダボ…出遅れ41位発進

[ 2008年10月18日 06:00 ]

 USLPGAツアーのカパルア・クラシック第1日は16日、ハワイ州マウイ島のカパルアリゾート・ベイコース(6600ヤード、パー72)で行われ、2カ月半ぶりに米ツアーに参戦した上田桃子(22=ソニー)は、最終18番でダブルボギーを叩くなど3バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの73で41位発進だった。宮里藍(23=サントリー)は2バーディー、4ボギーの74で60位と出遅れた。68をマークしたスサン・ペテルセン(27=ノルウェー)が単独首位に立った。

【Go!アスリート上田桃子 宮里藍】

 ホールアウトした上田の顔には、自分への怒りが浮かんでいた。「アンダーパーで回れたのに、オーバーにしてしまったので腹が立っている」と唇をかんだ。

 それもそのはずだ。前半をイーブンでターンして、後半13、15番でバーディー。2アンダーまでスコアを伸ばして上がりに臨んだ。ところが17番パー3で1メートルのパーパットを外してボギーとすると、18番パー5ではティーショットをバンカーに入れてダブルボギー。スコアを3つも落とし、イライラが募った。

 「やり残したことがある」と8月の全英女子オープン以来、2カ月半ぶりに米ツアーに戻った。だが、前半戦で身に染みたはずの「1ホールでのミスがすごく大きい」米ツアーの怖さを味わうことになった。「4日間終わって一番上にいたらいい」。首位と5打差のスタートは逆に切り替えやすいかもしれない。

 ≪藍 新パターに苦戦≫新しいパターで臨んだ宮里は、目のきついグリーンに苦戦した。海沿いのコースに強風が吹くコンディションにも惑わされ、ボギーを重ねて2オーバー。ただ「グリーンの目を意識しすぎたけど、フィーリングはいい」とパッティングそのものに不安感はない。「風が吹いても1つか2つ、アンダーで回るチャンスはある」と巻き返しを期した。

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2008年10月18日のニュース