遼くん スコア落とすも4位と踏ん張る

[ 2008年10月18日 14:30 ]

第3日、通算5オーバーで4位の石川遼。5番でバンカーショットを放つ

 男子プロゴルフツアーの日本オープン第3日は18日、福岡県古賀市の古賀ゴルフクラブ(6797ヤード、パー71)で行われ、首位と2打差の3位でスタートした石川遼(17=パナソニック)は、前半だけで5オーバーと大きく崩れた。V圏内につけてメジャー大会初の予選通過を果たした石川だったが、この日は前半から苦しんだ。スタートの1番ミドルでボギーを叩くと、3番ロング、7番ミドルでもボギー。8番ミドルはダブルボギーとし、結局5オーバーで前半を終了した。しかし後半は2バーディー、2ボギーの35と踏ん張り、この日は76の通算5オーバーでホールアウト。各選手ともスコアを落とす中で、首位と6打差の単独4位と上位をキープした。永久シード権獲得にあと1勝としている片山晋吾が72で回り、ただ一人アンダーパーの通算1アンダーで首位を守った。

 前半だけで五つスコアを落とした石川だが、後半粘って上位をキープ。首位片山に6打差の4位で最終日に臨む。

 ティーショットが乱れた前半は「頭がおかしくなりそうだった」という。だが、多くのプロが苦戦している状況を見て「ひと安心できた」。パットの好調もあって、後半はイーブン。「本当にパターに助けられた」と振り返った。

 逆転優勝の可能性を「5%ぐらい」と分析する。「片山さんだから、ほとんどチャンスはないかな、とも思うけど、あした前半が終わってみないと分からない」と、17歳らしい野心ものぞかせた。

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2008年10月18日のニュース