「一生をかけて償いたい」暴行の兄弟子が涙の謝罪

[ 2008年10月9日 12:49 ]

 時津風部屋の時太山=当時(17)、本名斉藤俊さん=が暴行死した事件で、傷害致死罪に問われた兄弟子3人の公判が9日、名古屋地裁であり、伊塚雄一郎被告(25)は被告人質問で「事件を忘れることなく、一生をかけて罪を償いたい」と涙ながらに父正人さん(51)ら遺族に謝罪した。

 元親方の山本順一被告(58)=同罪で起訴=については「親方は絶対的な立場で、絶対に逆らえなかった」と話した。伊塚被告は弁護側から「親方から理不尽なことを言われた場合、反対できるか」と問われ、「無理だと思う」「親方に殴られる」と答えた。「今思うと、殴られてでも(反対意見などを)言えばよかった」と述べた。
 ぶつかりげいこの際、金属バットを持ち出した点は「異常なことだった」とした。
 日本相撲協会は有罪が確定した時点で兄弟子3被告を解雇することを決めているが、伊塚被告は「斉藤さんにしたことを考えると当然」と述べた。

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2008年10月9日のニュース