世界最速男・鈴木が日本勢2個目の金獲得

[ 2008年9月12日 06:00 ]

男子50メートル平泳ぎ(SB3)決勝で金メダルを獲得し、声援に応える鈴木孝幸

 【北京パラリンピック第6日】競泳男子五十メートル平泳ぎ(運動機能障害)決勝で、予選を48秒49の世界新記録で通過した鈴木孝幸(静岡県)が49秒06で優勝し、今大会の日本勢2個目の金メダルを獲得した。陸上女子二百メートル(車いす)の八巻智美(福島県)は日本女子の今大会初メダルとなる銀メダルを獲得。車いすバスケットボール男子の日本は1次リーグA組最終戦で南アフリカを60―58で破り、準々決勝に進出した。

 <競泳男子五十メートル平泳ぎ(運動機能障害)>金メダルの鈴木は「僕の泳ぎができれば大丈夫」と自信を持って逃げ切った。世界ランキング1位の立場で大会に臨み、午前の予選で48秒49の世界新をマーク。高まる期待に予選後の空き時間は「あまり寝られなかった」という。生まれつき両脚のほとんどと右手がない。残された下半身の強さでスピードを生み出す競泳チームの主将は「良い結果を出せてよかった」と日本競泳陣初の金メダルに満足そうだった。

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2008年9月12日のニュース