白鵬が3場所ぶり優勝 名古屋は初!

[ 2008年7月25日 18:22 ]

3場所ぶり7度目の優勝を決め、花道を引き揚げる白鵬

 大相撲名古屋場所13日目は25日、名古屋市中区の愛知県体育館で行われ、後続に3差をつけて独走していた西横綱白鵬(23)=本名ムンフバト・ダバジャルガル、モンゴル出身、宮城野部屋=が千秋楽を待たずに3場所ぶり7度目の優勝を決めた。白鵬の名古屋場所での優勝は初めて。

 横綱朝青龍が途中休場した今場所、白鵬は危なげない取り口で勝ち続け、この日は大関魁皇を寄り切って13戦全勝。1、2敗の力士はなく、2005年初場所の朝青龍以来、19度目となる13日目での優勝決定となった。
 大関陣は琴光喜が雅山を寄り切り、白星を2けたに乗せた。大関対決は琴欧洲が千代大海を寄り切って9勝目。千代大海と魁皇は8勝5敗。
 関脇は安馬が9勝目、琴奨菊は6勝目を挙げた。平幕の豊響は10勝目をマーク。十両は北太樹と武州山が3敗でトップに並んだ。

 ▼白鵬の話 優勝が2場所なかったので、今場所こそはという気持ちがあった。初日から意識していた。(今までの優勝で)内容は一番いい。(全勝へ)あと二つ。流れのある相撲を心掛けたい。

 ▼北の湖理事長(元横綱)の話 今場所はハラハラした相撲がなく、安定感のある13日間だった。横綱に上がって一つの目標が全勝優勝。ここまでくるとしなきゃいけないし、その意気込みでやってほしい。

 ▼放駒審判部長(元大関魁傑)の話 白鵬は腰が安定しているし、危ない相撲が全然なかった。強いときに戻ったか、それ以上になっているかも。ほかの大関陣がもうちょっと頑張ってほしい。

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2008年7月25日のニュース