山川あずさの美しく生きよう

幸せがやってくるときとは…

自然の中には目の覚めるような美しさが時として潜んでいます。この写真は都会のど真ん中にいた小さな蝶々です。キラキラと輝いて目をひきました。考え事をしていたら決して見えてこない、気がつくことのない美しさです。
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 瞑想のスタートは、「呼吸を調えること」と言われます。禅の教えの中に「調身、調息、調心」と言う言葉があります。姿勢を調え、呼吸を調えると自ずと心も調うという意味です。

 私も始めたての人には、「まず始めに呼吸を楽にしてリラックスしていきます。」とお伝えしています。

 そしてもう一つ、「考えること」を少しの間お休みして「感じる」という感覚を思い出すことを教えていきます。

 考えることは感じることを阻みます。人間は右脳と左脳があって左脳が働いているときは右脳がお休みします。つまり、考えている時には感じることはできないということ。そして幸せや平安は感じるものであって、考えている時には決して訪れるものではないのです。

 ここは大切な点なので、もう一度言います。「幸せは、考えている時にはやってきません。幸せは、感覚をすましている時にしか存在しないのです。」

 現代人の生活は、99%考えながら生きているといっても過言ではありません。じわ〜っと感じている瞬間が、あなたには1日どのくらいありますか?もし、起きている時間が18時間あったとしてそのうちに何も考えずにじわ〜っと心地よさを感じながら(……)過ごしている時間が、どのくらいあるでしょうか?

 そう、考えない時間があまりにも少なすぎるのです。そして考えない時間がなければ、実は心の平安を得ることはとっても難しいということなのです。

 「心を無にする」と言うのは、そういうことを指しています。そしてこの言葉を知っているからこそ、みなさん瞑想は難しいものと思っていることも多いようです。

 「心を無にするなんて絶対に無理」ではどうすればいいのか?

 全く無にならなくても、考えない瞬間を少しづつ増やしていけばいいのです。考えない時間を持つ新しい習慣を時間をかけてつけていけばいいのです。

 例えば、カフェでお茶を飲むときは、「最初の1分だけは、コーヒーの香りだけを楽しむ」そのあとは、携帯を見ても仕事のことを考えてもいいから、最初の1分間は、「あ〜、コーヒーのいい香り〜」と香りを嗅ぐという感覚だけをしっかりと味わってみるのです。これは感覚を感じる練習になります。

 瞑想の時も、「気がついたら感覚に意識を戻す」を何度何度もしていきます。私は、お腹に手を当てて、その温かな感覚に意識を向けるといいですよ、と教えています。「感じていたはずなのにいつの間にか考えちゃっていた」と言う人が多いのですが、問題ありません。「あ!今考えてる」とか気がついたら、もう一度感覚に意識を戻すと言うことを瞑想中何度も繰り返していけば良いのです。こんな風に「考える」時間を少し減らして「感じる」時間に置き換えていくのです。みなさんもやってみてくださいね。

 感覚にいる時間が増えると、ご飯の味は明らかに美味しくなります。いっぱいのお味噌汁が身体に沁みるように感じられることでしょう。こういったことが豊かさへの扉となるのです。

[ 2018年10月31日 23:11 ]

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