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【敬愛大学】夏休みに「宮城ボランティア2017」を実施

[ 2017年6月10日 05:30 ]

 敬愛大学は毎年、夏休みを利用して東日本大震災で甚大な被害を受けた宮城県を訪問し、2泊3日のボランティア活動を行っている。7年目となる今年も実施予定で、現在、学生たちがプログラムや事前研修の企画を行っている。また複数大学での合同ボランティア学習会や合同ディスカッションも実施する予定。

 この活動は尚絅学院大学(宮城県名取市)の協力のもと、同大学が日頃から活動を行っている仮設住宅や復興公営住宅での活動に参加しながら「復興」の言葉の陰で風化が懸念される震災被害を忘れないための活動を展開してきた。

 活動も7年目に入り、力仕事や慰問から傾聴活動へ、さらに風化させないために自分たち一人ひとりにできることを考える活動に移りつつある。

 16年度は名取市からさらに北上し、石巻市や女川町、南三陸でも活動を実施した。今年度は住民の住環境も変化したため、学生たちはその変化を目の当たりにすることになる。学生たちは、語り部活動を行っている住民から話を聞くほか、尚絅学院大学、聖学院大学(埼玉県上尾市)と3大学共同でボランティア学習会を行う予定。

 さらに、昨年までは観光バスの車窓からしか遠目にしか見ることがなかった原発被災エリアを通ったり、敬愛大学の卒業生が家族で運営している農家での活動を通じて、農業や漁業における風評被害や町おこしなどについても学ぶことも予定している。

 参加する学生も25人程度となっており、毎年参加している上級生もいれば、初参加の若い学生もいる。研修プログラムの企画には学生たちも加わり、学生一人ひとりが経験や関心を生かす活動になることが期待される。

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