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こだわり旬の旅

【長崎・新上五島&小値賀】真の五つ星焼酎と味わう「かっとっぽ」

[ 2016年9月2日 05:30 ]

腹を切り具を入れて焼き上げた「かっとっぽ」。採終面はフグに見えない
Photo By スポニチ

 新上五島で珍しいグルメに出会った。割烹「鉄川」で味わった「かっとっぽ」。ハコフグのみそ焼きのことで、新上五島に合併前の上五島に伝わる郷土料理だ。ハコフグの腹を丸く切って内蔵を取り出し、みそやネギ、ショウガなどを中に詰めて焼き上げた逸品。身はモリモリとして香ばしく、焼けたみその味と相まって酒が進む。

 いくつか呑んだ中でよく合ったのが、地元・五島灘酒造の芋焼酎「五つ星」(720ミリリットル、3240円)。品名には歌手さだまさしが作曲した新上五島の町歌のタイトルを採用。黄金千貫を材料に、水を使わない減圧蒸留でアルコール度は36%も。まろやかかつ深みのある味わいは水割りにしても変わらない。

 「実はサッポロビールが一~十の星を商標登録していて、五つ星は特別に許可してもらい使った名前。だから島内限定毎年2000本の販売なんです」と翌日訪ねた同酒蔵の杜氏・新西利秋さん。まさに“真五つ星”の焼酎というわけだ。

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