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こだわり旬の旅

【埼玉・所沢】昭和時代にタイムスリップ?生まれ変わった西武園とゴジラの“世界初ライド”に大興奮!

[ 2021年12月2日 20:45 ]

大迫力の「ゴジラ ・ざ・ライド」が楽しめる夕陽館。看板も昭和色たっぷり                              
Photo By スポニチ

 埼玉県所沢市が元気だ。出版大手のKADOKAWAが運営する「ところざわサクラタウン」が誕生したのに続き、「西武園ゆうえんち」がリニューアルオープン。市の玄関口、西武線所沢駅も商業施設と一体化した大型複合駅に生まれ変わった。中でも西武園では昭和の町を再現するとともにゴジラを登場させて大人気。活気あふれる武蔵野の町を歩いた。

 ファミリー的要素が強かった西武園ゆうえんちが、総工費100億円で大きく生まれ変わった。「スーダラ節」や「青い山脈」など昭和のヒット曲が流れる中、園内に一歩踏み入れるとそこはもうレトロな昭和の世界。1960年代の町並みを再現した「夕日の丘商店街」だ。

 大通りの両側には駄菓子屋さん、肉屋さん、魚屋さん、たばこ屋さん、床屋さん、食堂、喫茶店など30店舗が並び、「寄ってらっしゃい!」「見てらっしゃい!」と威勢の良い声が飛び交う。交番もあり、雑貨屋さん前では泥棒と警官の逮捕劇、八百屋さんではたたき売り、銭湯前では紙芝居が行われるなど、さまざまなパフォーマンスも。街じゅうが熱気にあふれ、懐かしいあの頃の体験が鮮やかによみがえってくる。

 だが、それ以上にエキサイトさせてくれたのが、ゴジラのアトラクション「ゴジラ・ザ・ライド大怪獣頂上決戦」。商店街を見下ろす丘の上の映画館「夕陽館」で体験できる施設で、ゴジラをテーマにした常設ライド・アトラクションとしては世界初。昭和時代に出現したゴジラが西武園の世界観と合致するとして、映画「ALWAYS三丁目の夕日」の監督、山崎貴氏らが手掛けたが、その迫力、リアル感たるやハンパない。

 館内のホールに入るや、「大怪獣キングギドラが所沢方面に向かっている」との緊急放送が流れ、一気に緊張感に包まれる。自衛隊員の誘導で特殊装甲車(一列に並んだ座席)に乗り込んで避難するのだが、いきなりゴジラvsキングギドラの激闘に巻き込まれる。迫り来るキングギドラにかみつかれそうになったり、ゴジラに踏みつぶされそうになったり、空中に放り出されそうになるなど迫力あるシーンの連続。目の前に映し出される映像に合わせて座席が動くアトラクションと分かっていても、その度に必死に両手を突っ張り、目を閉じて絶叫してしまうほどだ。

 想像を大きく超えるスケールとクオリティで、東京ディズニーランドなどのアトラクションにも引けを取らない。ほかにも漫画家・手塚治虫の「鉄腕アトム」などのキャラクターをテーマにしたファミリーエリア「レッツゴー!レオランド」などがあるが、ゴジラライドに乗るだけでも訪れる価値はありそうだ。

 ▽行かれる方へ 西武鉄道山口線西武園ゆうえんち駅下車。料金は1日レヂャー切符(入園+アトラクションフリー)大人税込み4400円、3歳~小学生同3300円。園内ではすべて店舗などで販売する「西武園通貨」(拾円=120円換算)を使用。来年3月末まで、体験型謎解きアトラクション「夕日の丘怪盗綺譚」を開催。(電)04(2929)5354。 

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